WordPress のテンプレートをカスタマイズする目的で NetBeans 8.0 をインストールしました。

html や PHP、JavaScript のソースコードをゴリゴリ書き換えていくにあたり、大事なことがあります。
そう、フォントの設定です。

ソースコードがクールなフォントで表示されるかどうかは、モチベーションに大きく影響しますよね！

首尾よく NetBeans のメニューバー［ツール］-［オプション］画面で「フォントと色」を見つけ、お気に入りのフォントを設定。
これで万全とファイルを開いたら、日本語表示が文字化けして四角まみれ…… ← いまココ
という方々に向けたガイダンスです。

手順

NetBeans は Java で動いていますので、Java 側の設定を書き換える必要があります。
（Java の論理フォント名「Monospaced」にマップするフォントを変更します）

ここでは、アルファベットを「Consolas」、日本語を「Meiryo UI」で表示するよう設定します。
別のフォントがお好みの場合は、適宜 読み替えてくださいませ。

設定ファイルの雛形を開く

まず、普段お使いのエディタを右クリックし、「管理者として実行」で起動します。
起動したエディタで、Java のインストール フォルダにある以下のファイルを開いてください。

C:¥Program Files¥Java¥jre7¥lib¥fontconfig.properties.src

「jre7」の部分はインストールされている Java のバージョンによって異なりますのでご注意を。

変更

変更する部分は大きく分けて 4つです。

1) monospaced.xxxxx.alphabetic=Courier New

xxxxx 部分が plain、bold、italic、bolditalic の計 4行を Consolas に変更します。

monospaced.plain.alphabetic=Consolas

monospaced.bold.alphabetic=Consolas Bold

monospaced.italic.alphabetic=Consolas Italic

monospaced.bolditalic.alphabetic=Consolas Bold Italic

2) monospaced.xxxxx.japanese=MS Gothic

さきほどと同様に、plain、bold、italic、bolditalic の計 4行を Meiryo UI に変更します。

monospaced.plain.japanese=Meiryo UI

monospaced.bold.japanese=Meiryo UI

monospaced.italic.japanese=Meiryo UI

monospaced.bolditalic.japanese=Meiryo UI

3) sequence.monospaced.windows-31j=japanese,alphabetic…

Monospaced が使うフォントの優先順位を変更します。

sequence.monospaced.windows-31j=alphabetic,japanese,dingbats,symbol

（alphabetic と japanese を入れ替えます）

4) 使用するフォントの追加

最後に、使用するフォント「Consolas」と「Meiryo UI」のファイル名の指定を追加します。
ファイルの最後に書き足します。

filename.Consolas=CONSOLA.TTF
filename.Consolas_Bold=CONSOLAB.TTF
filename.Consolas_Italic=CONSOLAI.TTF
filename.Consolas_Bold_Italic=CONSOLAZ.TTF

filename.Meiryo_UI=MEIRYO.TTC

以上で変更は完了ですが、上書き保存はしないでください。

ファイル名を指定して保存

変更後のファイルを、同じフォルダに fontconfig.properties という名前でファイル名を指定して保存します。

NetBeans 側の設定

NetBeans のフォント設定は「Monospaced」（デフォルト）にします。
NetBeans を再起動すると反映されます。

参考サイト

この記事を書くにあたり、以下のサイトを参考にさせていただきました。ありがとうございます。

• unoh.github.com by unoh「NetBeansでConsolasフォントを使う」
• Oracle「フォント構成ファイル」